inapoyoの日記

雑記です。

1泊2日札幌旅行の記録その1

4月の上旬にバニラエアのセールを利用して1泊2日で札幌に行って来た。1日目新千歳空港午前11時着。2日目新千歳空港午後4時半発。北海道滞在時間は29時間半の旅行だ。新千歳-札幌の往復の移動時間、空港での待ち時間が約3時間。札幌で過ごした時間は26時間半。ホテルで過ごした時間が10時間半だったから札幌観光に使った時間は実質16時間となる。これだけの時間があれば、札幌の全てを回るのは厳しいが、食に温泉に観光と充分楽しむことが可能だ。

1日目

11時00分 新千歳空港

出発が遅れたため、定刻より10分遅れて到着。LCCではよくあること。寒い。この日の関東の最高気温19度、札幌の最高気温3度。関東の2月の格好をして正解。

12時00分 札幌駅着

宿はホテル京阪札幌。JR札幌駅西口改札から徒歩5分ぐらい。スーツケースを預けるために向かったが、向こうの好意で早めのチェックインをさせてもらう。

12時30分 松尾ジンギスカン札幌駅前店

南口から徒歩5分ぐらい。オフィスビルの中にあるのでかなりの場違い感がある。ビジネスマンと一緒にランチしたい方は是非。この店にした決め手は上着を入れるロッカーがあること。そのおかげで必要以上に服に臭いがつくのを避けることが出来るのだ。もちろん着衣にはガンガン煙が掛かるので結局臭いはついてしまうのだが、食事の後、自分の臭いが気になるということはなかった。ラムのリブロース定食を頂く。リブロースは一般的なラム肉よりも厚切りで大変噛みごたえがある肉だった。柔らかく非常に美味しかったが白米に合うという意味では普通のラムショルダー(肩肉)に軍配。

14時00分 札幌駅バスターミナル

南口エスタの1Fに向かい、12番乗り場から定山渓行きのバスに乗る。定山渓には普通の路線バスも出ているが、カッパライナー号を予約すれば広い座席を確実に確保することが出来る。12番乗り場前の案内所にて「定山渓温泉日帰りパック」を購入。これは定山渓エリアまでの往復のバスチケット、各温泉地の入浴券がセットになったお得なパックだ。使用できる温泉施設は限られているので注意が必要だ。発着は札幌駅、真駒内駅それぞれを選択可能。

15時00分 定山渓観光

温泉の前に定山渓を観光する。山の中なので札幌駅市街よりさらに寒くなる。途中、雪がちらつき始める。バス停がいくつもあるので自分の目的地の最寄りはよく調べておくと良い。二見吊橋の方に行って景色を拝みたかたったが5月中旬〜11月中旬しか通行出来ないため断念。定山渓湯の町で下車し、ジェイグラッセというカフェに向かう。ここは履物を入口で脱いでくつろげる家みたいなカフェだ。アップルパイがおすすめだ。さくさくのパイ生地の中にリンゴがぎちぎちに入っており大変美味。砂糖を極力使わず素材の味を活かしているのだという。物足りなく感じるかもしれないが、バニラアイスとグラッセ(果実で作ったソース)がかかっているので充分に甘い。グラッセは4種類あり、プルーン、梨、柚子、梅から選択することが出来る。温泉卵ソフトという変わったメニューにあるが、温泉卵が苦手な方にはおすすめできない…

17時00分 ホテル定山渓瑞苑にて温泉

ジェイグラッセを出ると雪は本降りに。定山渓源泉公園にて温泉卵を作りつつ足湯でくつろぐ予定だったが、しんしんと降る雪の勢いに圧倒されて公園見学もそこそこに退却、温泉のあるホテル定山渓瑞苑に向かう。ちなみに温泉饅頭で有名な大黒屋商店が公園のそばにあるがこの時は閉まっていた。売り切れ次第終了とのことなので向かう際は早めの訪問が良いだろう。ホテル定山渓瑞苑は定山渓最大の露天風呂と言われるぐらい露天風呂に力を入れた温泉宿である。ただし、男湯と女湯のクオリティの差が天地の差であるため、日帰りで行く場合は注意が必要だ。素敵な露天風呂と聞いて言ってみれば、お情け程度の半露天風呂(しかもほとんど景色は見えない)しかなくて泣きを見る。男湯と女湯が入れ替わることぐらい事前に調べていくべきではあったが…まあこんな想定外も後になってみると面白い。とにかく、この温泉宿は必ず宿泊で行くことをおすすめする。

19時00分 札幌駅に向かう

ホテル定山渓瑞苑前、バス停「定山渓車庫前」より札幌駅行きの路線バスに乗車。札幌駅行きのカッパライナー号の最終便が17時前後のため路線バスで戻ることに。乗車時間20分増し。日帰り温泉客は珍しいのか、札幌市街に戻るまでは車内は快適。

20時30分 JRタワーステラプレイス 根室花まるにて夕食

札幌駅前の回転寿司の人気店、根室花まるにて夕食をとる。並んで入るのが当たり前で長い時は90分待ちだという。どこのディズニーランドだと突っ込みたくなるが、整理券方式で順番が近づくと受付時に登録した電話番号に通知してくれるシステムがあるので、ほぼ入店待ちはせずに入ることが出来た。1皿の値段は130円~450円くらい。各座席にある注文用紙に注文を記入して中央の店員に渡すシステムだ。どの皿もネタが大ぶりで満足度が高かったが、一際目を引いたのは「炙り〆さば」である。これを食べると〆さばの価値観が変わる。今まで自分が食べてきたどの〆さばとも違う。口の中で脂がじゅわーっと広がったかと思えば香ばしくてこれ〆さばだっけか…一瞬考えてしまう。ひと噛みひと噛みしてやっと〆さばだと認識させられる。今まで食べたことがない感動する味だった。

22時00分 ホテル京阪札幌

夕食を済ませJRタワー展望台に登る予定だったが、流石に疲れたためキャンセル。ホテルに戻り再び風呂に入る。広くはないが大浴場があったので快適だった。少しお湯が熱かったが…札幌でサッポロビールで晩酌をして24時ごろ就寝。

アジカン

アジカンというと僕が高校を卒業した頃に流行りだしたバンドで、某アニメの曲を歌っているのを毎週聞いた。たぶん1番有名曲。なんて気だるそうに歌うんだ!と少しばかり衝撃を受けた記憶がある。

でも当時の僕にとってはそれだけでハマりはしなかった。iPodに入れてたのも前述のリライトだけだったしね。ほとんどたまに聞くぐらい。その時自分はXに夢中で紅やRusty Nailを何度も聞いては「てめえらの心、ぶっ壊してやるぜ!」と叫ぶToshiが好きな少し危ない奴だった。

そんな僕が、30歳をとうに越えて後頭部のミドル脂臭に悩まされ始めた僕が、今現在ソルファ(2004年版)を聞いてこの日記を書いている。学生時代の友人が言った。「アジカン聞いて自転車乗るとどこまで行けそうだよ」わかるかもしれない。いやもう、ほんとどこまでも行ってしまいたいのかもしれない。一種の現実逃避なのか。アルバムがヒットした当時(2004年.18歳)は自分にとっての青春の終着点。いまだ心にしこりを残す高校生活を消したいのか。リライトしたいのか。

高校を卒業して大学に入っても僕はXを聞いていた。アジカンを聞くことは決してなかった。進められることはあっても食わず嫌いしていた。大学を卒業して就職して、7年か8年か経った頃、某アニメで「Re:Re:」が流れてるのをたまたま聞いた。主人公がリバイバルというタイムリープ能力を使って過去を変えるストーリーのアニメだ。リライトといいどんだけ僕は書き換えるタイトルの曲が好きなんだろう。そんなこんなで一時期Re:Reしか聞いていなかった。この曲がきっかけで僕の中のアジカンに対するアレルギーがなくなった気がする。

アジカン聞いてると自転車でどこまでも行けそう」という友人の言葉が離れない。アジカンと自転車は青春に近しい似たような言葉なのだ。